こんにちは。
前回の記事では、
ChatGPTに「動画用のプロンプト」を設計して、初心者向けの台本を作ってもらう
というところまでを実験ログとしてまとめました。
そこで今回のテーマは、その続きです。
「ChatGPTで作った台本を、そのまま使って動画は作れるのか?」
を実際に試してみました。
しかも今回は、
- 自分の声は使わない
- なるべくAIだけで完結させる
- できるだけ時間をかけない
- もちろん無料の範囲で
という条件をつけて、「ほぼAIだけ動画づくり」にチャレンジしています。
今回やったこと:ChatGPT台本+Vrewの自動生成
まず前提として、台本は 前回ChatGPTに作ってもらったものを、そのまま使用 しました。
ただし、今回は動画生成ツールとして
Vrewの「テキストから動画を作成」機能(ニューススタイル) を使う予定だったので、ChatGPTにはこんな追記をしています。
Aoiまた別記事で紹介する予定ですが、VrewはAIを使って字幕・音声・映像編集を自動化してくれるツールです。
特に「文字を書くだけで動画にできる」機能が人気で、
テキスト → 自動動画生成ができるのが最大の特徴です。
「Vrewの『テキストから動画を作成』機能のニューススタイルを使って、動画を自動作成する予定です。これに合わせて台本をカスタマイズしていただけますか。5分以上の内容が欲しいです。」
つまり、
- 台本:ChatGPT
- 動画・音声:Vrewに丸投げ
という構成です。
撮影環境もシンプルで、
Vrew.ai 上でテキストを入力 → 自動で動画生成。
自分でカメラの前に立つことも、マイクで録音することもしていません。
出来上がった動画の概要
完成した動画は、最終的に 約4分 ほどの長さになりました。
もともと「5分以上ほしい」とChatGPTに伝えていたので、
「もう少し長くなるかな?」
と思っていたのですが、実際にはそこまで伸びませんでした。
内容としては、
- ChatGPT初心者向けの概要説明
- ざっくりした使い方のステップ
- 「具体的に指示することが大事」というポイントの紹介
といった、王道の入門コンテンツ という印象です。
動画自体は、Vrewが
- 自動で画像・テキストレイアウトを当ててくれ
- 音声もAIが読み上げてくれる
ので、ほぼノータッチで完成まで行けました。
実際にやってみて良かったところ
まず、ポジティブな手応えから。
ほぼ「ノー撮影」で動画ができる
今回は自分の声を使わず、
VrewのAI音声をそのまま利用しました。
- 撮影準備いらず(部屋の片付けも不要)
- カメラの前で噛む心配もない
- マイクや録音環境を整える必要もない
ので、心理的ハードルはかなり低かったです。
ChatGPT台本があると、構成を考える時間がゼロになる
台本は前回作ったものをベースに、
Vrew向けの一文を足しただけ。
「何を話そうかな?」と悩む時間がなく、
そのままテキストをコピペするだけで動画制作がスタートできる のは大きなメリットでした。
物足りなかったところ・気づいた課題
一方で、やってみてはっきり分かった課題もあります。
台本の内容が正直「薄い」と感じた
一番の違和感はここでした。
- 5分以上を想定していたのに4分程度で終わった
- 内容も、どこか「当たり前のことをなぞっている」印象
- このままYouTubeにアップするのは、少し厳しい…無理かなと感じた
というのが正直なところです。
あくまで「ChatGPTに任せきり」で作った台本なので、
- 自分の実体験がほとんど入っていない
- 他の入門動画と差別化できるポイントが少ない
という状態になってしまいました。
VrewのAI音声も「とりあえず」のクオリティ
今回は、
発音や読み間違いの修正をあえてしない
動画の差し替えもしない
という条件で試しました。
その結果、
- イントネーションが少し不自然な箇所がある
- 専門用語の読み方が「あれ?」となるところがある
- セリフと動画がマッチしていないところがある
など、「見れるけれど、そのまま出すには。。。」 という印象です。
ただ、これは
- どこまで時間をかけるか
- どこまで自動生成に任せたいか
とのトレードオフでもあるので、
今後の検証ポイントだと感じました。
なぜ「薄く」感じたのかを振り返ってみる
ここからは少し振り返りです。
今回、ChatGPTへの指示は
- Vrewのニューススタイルに合わせる
- 5分以上のボリュームがほしい
という条件を追加しただけでした。
今思えば、
- 視聴者の「具体的なつまずき」をもっと絞り込む
- 自分の経験をどこかに必ず入れてもらう
- 章ごとに「ここでは何を一番伝えたいか」を指定する
といった “深さ” の指示が足りなかった 気がしています。
結果として、
「ある程度の長さはあるけれど、情報の密度が薄い台本」
になってしまったのかもしれません。
今後の改善アイデア
今回の実験をふまえて、
次に試したいのはこのあたりです。
① プロンプト自体をもっと精査する
たとえば、
- 「視聴者のよくある質問を3つ、台本内に必ず入れてください」
- 「自分の失敗談や実体験を2カ所、例として入れてください」
- 「各セクションで“ここで一番伝えたい一文”を先に書いてから詳しく説明してください」
など、内容の濃さに関わる指示 を足してみたいと思っています。
② ChatGPT台本を「完成品」ではなく「下書き」として扱う
もう一つの方向性としては、
- ChatGPTに台本のたたき台を作ってもらう
- 自分の視点や体験を後から加筆する
- その上で、再度ChatGPTに「読みやすく整えて」と頼む
という 人間とAIの往復 を増やす方法です。
完全自動からは一歩遠ざかりますが、
そのぶん「中身のある動画」には近づきそうです。
収益化を考えると、どこが課題か
今回の動画は「AIだけで動画が作れるか?」という検証としては十分でしたが、
収益化を考えると、いくつか課題も見えてきました。
特に大きいのは、
・動画ジャンルがやや広く、検索ニーズがぼやけている
・「誰の、どんな悩みを解決する動画か」がまだ弱い
・入門的すぎて、他の動画との差別化が難しい
という点です。
例えば今後は、
・「自分の声を使わずに動画を作りたい人向け」
・「AI動画で副業を検討している初心者向け」
・「Vrewを使った時短動画作成に興味がある人向け」
など、ターゲットをもう一段階絞った方が、
検索されやすく、伸びやすい動画になりそうだと感じています。
まとめ:AIだけで動画は作れるけれど、まだ「調整」が必要
今回の実験で感じたことをまとめると、
- ChatGPT+Vrewで、ほぼAIだけで動画を作ること自体は可能
- 撮影・録音なしでここまでできるのは純粋にすごい
- ただし「そのままYouTubeに上げられるクオリティ」には、まだ一工夫必要
- 特に 台本の深さ・独自性 は、人の手か、より精密なプロンプトが要りそう
というのが、今の時点での正直な感想です。
次回について:プロンプトをどうテコ入れするか
今後は、
- プロンプトをもっと細かく設計してみるか
- いったん出てきた台本に対して、こちらから要望を追加してブラッシュアップするか
という方向で、引き続き検証していく予定です。
今回Vrewで自動生成した動画も、
せっかくなので「実験の成果物」としてどこかで共有しつつ、
「AIだけでどこまでやれるのか」
「人がどこに関わると良くなるのか」
を、もう少し掘り下げていけたらと思います。
同じように
- 自分の声を出すのはまだちょっと勇気がいる
- でもAI動画には興味がある
という方にとって、
この試行錯誤が少しでも参考になればうれしいです。



